28日に放送されるアンビリバボーで「東京パニック!警察官を銃殺、立てこもった逃亡犯!街中が一瞬にして恐怖に包まれる」と題した事件について特集されます。これは1992年に東京で起きた町田市立てこもり事件です。犯人は当時23歳だった「渡辺忠幸(わたなべただゆき)」。
渡辺忠幸は当時事件を起こして警察から追われている立場でした。潜伏していた神奈川県大和市のホテルの駐車場で、待ち伏せていた警察官二人に向けて発砲。一人を殺害してもう一人に重傷を負わせています。
その後、逃走を続けた渡辺忠幸は民家に押し入り住人を人質に。ただ、立てこもりも長くは続かず翌日に渡辺忠幸は突入した特殊部隊によって逮捕されています。そして、渡辺忠幸には無期懲役の判決が下されています。
渡辺忠幸の顔画像【アンビリバボー】
こちらが町田市民家立てこもり事件において現行犯逮捕された渡辺忠幸の顔画像です。当時の動画も合わせて紹介しています。
(画像:渡辺忠幸)
30年前のテレビ映像ということもあってか画質は荒く、渡辺忠幸の顔はほとんど分かりません。坊主に近いベリーショートで、黒のタンクトップを着用。タンクトップを着ていうことも体型は少しがっちりしているようにも見えます。
また、警察が所持していた指名手配資料の渡辺忠幸の画像がこちらです。
髪型は角刈りのような少しパンチパーマといったところでしょうか。23歳ということもあり顔は少し幼く見えます。少し幼いこともあり外見からは犯罪を起こすような雰囲気はありません。しかし、目つきはどこか異様な雰囲気を感じます。
渡辺忠幸「警察に捕まりたくないから拳銃を購入」
また、渡辺忠幸は立てこもり事件で逮捕される時点で既に数多くの犯罪を起こしていました。異様な雰囲気を感じる目つきをしているのも納得です。渡辺忠幸は立てこもり事件を起こしたことで殺人や殺人未遂など更に犯罪の数を増やしてします。
- 公務執行妨害
- 殺人
- 殺人未遂
- 銃刀法違反
- 火薬類取締法違反
- 未成年者略取
- 逮捕監禁
- 強盗殺人未遂
- 暴力行為等処罰法違反
- 強盗致傷
- 監禁
- 強盗
- 覚せい剤取締法違反
- 窃盗
- 恐喝
- 住居侵入
- 逮捕監禁致傷
まるで犯罪歴のデパートと言わんばかりの犯罪の数々です。立てこもり事件後に行われた公判では町田市の民家立てこもり事件と他にも窃盗、強盗事件など、合わせて10件以上の追起訴があったことが分かっています。
また、渡辺忠幸警察官に向けて発砲した拳銃については事前に暴力団関係者の知人から購入。購入した拳銃はトカレフTT-33。価格は150万円以上。一般人が手を出せる価格ではなかったものの既に数多くの犯罪を起こしていた渡辺忠幸は警察からどうしても逃げるために必死で金を集めて拳銃を購入したとのこと。
(画像:トカレフTT-33)
(画像引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/)
渡辺忠幸,鈴木将人巡査を殺害
そして、渡辺忠幸は神奈川県大和市のホテルから逃走する際に購入した拳銃で二人の警察官を殺傷。一人は亡くなりもう一人は重傷を負っています。亡くなったのは機動捜査隊で当時巡査だった「鈴木将人さん(31歳)」です。
(画像:鈴木将人さん)
鈴木将人巡査は渡辺忠幸の発砲により心臓を撃ち抜かれ即死。鈴木将人巡査は防弾チョッキを着用していたものの、玉は防弾チョッキの隙間をかいくぐって心臓に命中。また、鈴木将人巡査の後ろにいた警察官も鈴木将人巡査の心臓を貫通した玉が足にあたり重傷を負っています。
鈴木将人巡査は事件が起こる二年前に機機動捜査隊に所属。結婚もしたばがりだったとのこと。鈴木将人巡査は父親が警察官をしていたこともありそれに憧れて自身も警察官に。それだけに殉職したことは警察官仲間だけでなく家族にとっても非常にショックで許し難いものだったはずです。
また、鈴木将人巡査が亡くなった当時巡査でしたが殉職により二階級特進して警部補となっています。2017年には鈴木将人警部補の二十六回忌を前に現役の機動捜査隊員が墓参りに訪れる様子が新聞で紹介されています。
(画像引用:https://www.kanaloco.jp/)
渡辺忠幸の現在は無期懲役で監獄に
渡辺忠幸は1995年に無期懲役の判決が確定しており現在も服役中です。立てこもりで逮捕される前にも複数の事件を起こして前科がついてることから無期懲役が覆ることはないでしょう。
数多くの犯罪を起こし、何としてでも警察から逃げ切ろするために150万円以上拳銃までを購入した渡辺忠幸。希望に溢れていた23歳で死ぬまで刑務所で生活することが確定したのはあまりにも大きな代償だったのかもしれません。
1992年7月8日:神奈川県大和市のホテルに潜伏していた渡辺忠幸を警察官が取り押さえる
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渡辺忠幸は抵抗して警察官二人を拳銃で殺傷(鈴木将人巡査を殺害)
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子供を人質に取りトラックで逃走
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トラックを乗り捨て子供を解放
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近くにいた主婦の女性を負傷させ人質に取ろうとするも失敗
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雑木林に逃走
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渡辺忠幸は再度は町田市の民家で住人を人質に立てこもる
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1992年7月9日:渡辺忠幸が民家の住人を人質に車で逃走を図るも捜査隊に取り押さえられる逮捕
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1993年5月:渡辺忠幸に対して無期懲役の判決が下される
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1995年9月:渡辺忠幸の無期懲役が確定
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