年末が近づくと、デパートやネット通販で「お歳暮ギフト」の特集を見かけるようになりますよね。毎年贈っている方も、今年はじめて贈る方も、「いつまでに贈ればいいんだっけ?」「金額はどれくらいが普通?」と迷うことは多いのではないでしょうか。
この記事では、お歳暮を贈る時期の目安や、地域による違い、金額の相場、そして年内に間に合わなかったときの対処法まで、わかりやすくご紹介します(情報は2026年11月時点のもので、時期や相場は一般的な目安です)。
目次
お歳暮とは?一年の感謝を伝える贈り物
お歳暮は、一年間お世話になった人に、感謝の気持ちを込めて贈る年末の贈り物です。「これからもよろしくお願いします」という気持ちも込められています。
もともとは、年の暮れに先祖の霊を迎えるお供え物を、親族などが持ち寄った風習がもとになったといわれています。それが次第に、お世話になった人へ贈り物をする習慣へと変わっていきました。
贈る相手は、両親や義理の両親、親戚、仕事でお世話になった方、習い事の先生などさまざまです。夏の「お中元」とあわせて贈る方もいれば、お歳暮だけを贈る方もいます。
お歳暮はいつからいつまでに贈る?
お歳暮を贈る時期は、一般的に12月上旬から12月20日ごろまでが目安とされています。ただし、地域によって習慣が少しずつ異なります。
地域ごとの時期の目安
| 地域 | 時期の目安 |
|---|---|
| 関東 | 12月初旬〜12月20日ごろ |
| 関西 | 12月中旬〜12月20日ごろ(年末近くまでとされることも) |
最近では、地域を問わず11月下旬ごろから贈り始める方も増えているといわれています。早期割引を行っているお店もあるため、早めに手配するのもひとつの方法です。
いずれにしても、贈る相手が住んでいる地域の習慣に合わせるのが安心です。迷ったときは、12月20日ごろまでに届くようにしておくと、多くの地域で失礼になりにくいでしょう。
年末ぎりぎりは避けたほうが無難
12月の終わりは、帰省や旅行などで家を空ける方も多い時期です。また、お正月の準備で忙しい時期でもあります。生ものや冷凍品を贈る場合は特に、相手が受け取りやすい日を考えて手配しましょう。
お歳暮の金額の相場
お歳暮の金額は、個人で贈る場合、3,000円〜5,000円程度が一般的な目安といわれています。
- 親戚・知人:3,000円〜5,000円程度
- 特にお世話になった方:5,000円程度〜
- 両親・義理の両親:3,000円〜5,000円程度(家庭によってさまざま)
あまり高価なものを贈ると、相手に気をつかわせてしまうことがあります。また、一度贈り始めると毎年続けるのが一般的なので、無理なく続けられる金額を選ぶことも大切です。
お中元も贈っている場合は、お歳暮のほうを少し高めにするのが一般的とされています。
会社などのルールも確認を
勤め先や取引先によっては、贈り物の受け取りを控えている場合もあります。仕事関係の方に贈るときは、事前に社内のルールなどを確認しておくと安心です。
年内に間に合わないときはどうする?
うっかり贈りそびれてしまったり、年内に届けるのが難しくなったりしたときは、贈り物の名目(表書き)を変えて贈るのが一般的です。
松の内までなら「御年賀」
年が明けてから、松の内までに届く場合は、のしの表書きを「御年賀」にして贈ります。松の内の期間は地域によって違い、関東では1月7日まで、関西では1月15日までとされることが多いです。
松の内を過ぎたら「寒中御見舞」
松の内を過ぎてしまった場合は、立春(2月4日ごろ)の前までに、表書きを「寒中御見舞」や「寒中御伺」(目上の方へ)にして贈ります。
このように、時期に合わせて名目を変えれば、遅れてしまっても感謝の気持ちを伝えることができます。
喪中のときは?
贈る側・贈られる側のどちらかが喪中の場合でも、お歳暮は感謝の気持ちを伝える贈り物なので、贈ってもよいとされています。ただし、紅白の水引は避け、白無地の奉書紙や短冊を使うなどの配慮をするのが一般的です。気になる場合は、時期をずらして「寒中御見舞」として贈る方法もあります。
お歳暮選びと贈り方のポイント
- 相手の家族構成に合わせる:大人数の家庭には量の多いもの、一人暮らしの方には日持ちするものや少量のものが喜ばれます。
- 年末年始に役立つものを選ぶ:ハムやお菓子、調味料、飲み物など、お正月に家族で楽しめるものも人気です。
- 送り状を添える:配送で贈る場合は、品物とは別にはがきや手紙で「お歳暮をお送りしました」と伝えると、より丁寧です。
- 早期割引や送料も確認:お店によっては早期割引や送料無料のキャンペーンを行っていることがあります。内容や期間は各お店の公式サイトで確認しましょう。
のしと表書きの基本
お歳暮を贈るときは、品物にのし紙をかけるのが一般的です。基本的なポイントを押さえておきましょう。
- 水引:何度あってもうれしいお祝いごとに使う、紅白の「蝶結び(花結び)」を選びます。
- 表書き:水引の上に「御歳暮」または「お歳暮」と書きます。
- 名前:水引の下に、贈り主の名前(フルネームや名字)を書きます。
デパートや通販サイトで購入する場合は、注文時にのしの種類や名入れを指定できることがほとんどです。迷ったときはお店の人に相談すると安心ですよ。
お歳暮をいただいたら
お歳暮をいただいたら、なるべく早めにお礼の連絡をしましょう。電話やメールでもかまいませんが、目上の方にははがきや手紙でお礼状を送ると、より丁寧な印象になります。基本的にお返しは不要とされていますが、気になる場合は同じくらいの金額の品を「御歳暮」や「御年賀」として贈る方もいます。
まとめ
- お歳暮は、一年の感謝を込めて年末に贈る贈り物
- 時期の目安は12月上旬〜12月20日ごろ。関東は12月初旬から、関西は12月中旬からとされることが多い
- 最近は11月下旬から贈る人も増えている
- 金額の相場は、個人で贈る場合3,000円〜5,000円程度
- 年内に間に合わない場合は、松の内まで「御年賀」、その後は立春前まで「寒中御見舞」として贈る
- 相手の地域の習慣や、受け取りやすさを考えて手配するのが大切
今年お世話になった方へ、感謝の気持ちを込めたお歳暮を届けてみてくださいね。