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「かくいう私も」の意味!使用する時の注意点も紹介

この記事では「かくいう私も」の意味について紹介しています。

「かくいう私も」の意味

「かくいう私も」とは、自分の立場が限定されていることや自分の話に限度があることを認めつつ、それにかかわらず自分の意見を述べるという意味があります。

通常は相手の指摘などに対して、自分の言うことに抵抗があることを認めながらも、やはり自分の意見をそのまま伝えたい、と言いたいことがある場合に使われます。

例文

  • かくいう私も、彼女の考えに完全に賛同できるわけではないが・・・。
  • かくいう私も能力不足だが、少なくとも考えを改めるべきではない。

このように、「かくいう私も」という表現は、自分の意見を述べる前提として、自分の立場の限界を認めたうえでの話であるというニュアンスを持たせることができます。

 

「かくいう私も」の解説

「かくいう私も」という表現のポイントと例文をもっと詳しく説明します。

「かくいう私も」という表現は、以下の点を意味しています。

・自分のことは限られた知識と見識しか持ち合わせていないことを認める
・自分の発言には限界があることを認める
なので、この前置詞からは「意見が限定されているものの」というニュアンスが伝わります。

例えば、

かくいう私も知識不足だが、少なくともその点には賛成できない。

→ 知識は限られているものの、この点については賛成できないという意見を述べています。

かくいう私も立場は限定されているが、別の視点から考えても問題があると思う。

→ 立場の限界は認めながらも、別の視点から見ても問題があるという意見を述べています。

このように「かくいう私も」という表現は、意見の背景として自分の限界を認めつつも、自分の見方を強く主張していく場合に使われます。他人の意見に対して、自分の意見を繰り出そうとする際に有効な表現だと言えます。

 

「かくいう私も」を使う時の注意点

「かくいう私も」を使うときの注意点として以下の2点が挙げられます。

1自己肯定感が低い場合に過度に使わない
「かくいう私も」という言い回しは自分の立場の限界を認めた上で意見を述べるというニュアンスがありますが、自己肯定感が低い人は過度にこの表現を使いすぎてしまいがちです。
自分の意見に自信が持てず「かくいう私も」と繰り返し弁明してしまうことは相手に卑下的に映る恐れがあるので注意が必要です。

2注意深く自分の立場を認識して使う
「かくいう私も」とは自分の立場の限界を認めているという表現ですが、その立場と限界が的確に理解できているかどうかが重要です。
自分の知識や見識が限定されている範囲内での意見であることを明確に自覚しながら使うことが大切です。

このように「かくいう私も」は使い方次第で相手に印象づけることができますが、自己肯定感の低い人は過度に使うべきではなく、自分の立場を十分に認識して適度に使うことが望ましいでしょう。

 

「かくいう私も」を使う場面として次のようなときが考えられます。

・相手の意見に完全に賛同できないが、自分の意見を残したいとき
「かくいう私も」と前置詞をつけることで、相手の意見に異を唱えるのではなく自分の立場からの意見であるという点を鮮明にできます。

・相手の主張に対して自分の主張を強く主張したいとき
「限られた知識しか持ち合わせていないが」という前置きで、自分の意見の背景を明かしつつも強い言葉で主張できます。

・高所よりの意見に対抗したいが arrogant に見えたくないとき
「かくいう私も」という表現で謙虚な品位のある態度で意見を主張できます。

・自分の意見が常識的にも容易に批判されそうなとき
「かくいう私も」という前置詞により、自分の意見が限定的な見地からのものであるという印象を与えることができます。

このように「かくいう私も」を前置詞として用いることで、自分の意見を主張しつつも他者に配慮したニュアンスを表現できる場合があります。
相手の反応を鑑みて適度に使い分けることが大切です。